事業の基本3要素とは
今回は起業に関わらず、新しい商品やサービスを提供するということについての3つの要件をお話してみたいと思います。
簡単にいえば、顧客が必要とする商品(価値)を顧客に提供し、これに対応する対価(収益)を得られるかということです。下のイラストを見ればわかるかと思いますが、どの1つが欠けても事業としては成立しないのです。
たとえば、ニーズは満たせるがとてつもないコストがかかり商品が出来ても実際には多くの人は欲しくとも手を出すことが出来ない。売れないのでお金にはなりません。
また、アイデア上は実現可能であることが分かっていても、実現までの難易度が非常に高い、実現までに非常に多くの時間と労力を要する場合です。これを克服するブレークスルーがあれば別ですが。
ニーズを満たせてもお金にならなければ、それはボランティアや慈善事業になってしまい、感謝はされても自分に対するリターンはありません。
理想は下のイラストの3つの要素はドンピシャに重なり合うことです。当然事業が軌道に乗るまで、特にお金をもらえるという部分で採算をとれるまでにかなりの時間を要する場合もあるでしょう。
<最終的な製品・サービスのアイデアは下記の3つの要素を満たすこと>
右のイラストの円が重なり合うところ、すなわち3つの要素が揃って初めて事業として成立することになります。
これは簡単に言えば、
・商品とその提供価値を
・誰に提供し、
・どう対価を得るのか、つまり収益の上げ方です
これらの3要素のうち、どれが欠けても事業としては成立しないでしょう。つまり、顧客が欲しいと思うような商品を適正な価格で提供できれば、事業として成立することになります。スタート当初はしょうがないにしても、売上が上がらなければ赤字を積み上げることになりやがて撤退せざるをえなくなります。
人々が欲するような商品を提供する、これはやさしいことではありませんが前のコラムでも紹介しましたが「不」の体験を活かせば決して不可能ではありません。
「不」の体験は誰しも感じていること、それにミートしたニーズを発掘することを考えてみましょう。それは何気ない日常の中にあるかも知れません。
滋賀県立草津SOHOビジネスオフィス IM 野村 聡